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特集 第8回神経化学懇話会
一般演題および討論
白鼠摘出交感神経節のアミノ酸輸送と活動電位
Active Transport of Amino Acid and Electrical Responses in Excised Cervical Sympathetic Gangiia from the Rat
永田 豊
1
,
横井 幸雄
1
,
塚田 裕三
2
Yutaka Nagata
1
,
Yukio Yokoi
1
,
Yasuzo Tsukada
2
1東邦大学医学部第2生理学教室
2慶応義塾大学医学部生理学教室
12nd Dept. of Physiology, Toho Univ., School of Med.
2Dept. of Physiology, Keio Univ.,School of Med.
pp.219-223
発行日 1966年7月15日
Published Date 1966/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904284
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I.序言
白鼠の摘出頸部交感神経節は湿重量わずか1mg程度しかないが,神経細胞およびシナップスをふくんでいるし,生体より摘出後も長時間にわたつて,節後線維より活動電位を記録することができる。またこの神経節標本を適当な溶液中でincubateした後,組織および溶液を生化学的に分析することによつて,機能に関連した物質代謝の研究がin vitroで可能である点便利な材料である。われわれはこの好適な材料を用いて,さらに神経節のアミノ酸の能動輸送系について調べ,さらにそれらとシナップス伝達との関係について検討を行ない,神経組織における機能と代謝との関連性について考察した。
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