増刊号 周産期診療のための病態生理
[新生児編]
栄養・消化器
Feeding intoleranceの本態は何か
久田 研
1
HISATA Ken
1
1順天堂大学医学部小児科学講座
キーワード:
摂食不耐症
,
feeding intolerance
,
栄養
Keyword:
摂食不耐症
,
feeding intolerance
,
栄養
pp.525-527
発行日 2023年12月28日
Published Date 2023/12/28
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001359
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Feeding intolerance
早産児では,経腸栄養管理中に胃残量の増加や腹部膨満などをきたし,経腸栄養の中断,もしくは注入量の減量を迫られることがある。これを摂食不耐性(feeding intolerance:FI)という。在胎32週未満の早産児はFIを起こしやすく,経腸栄養の遅延の原因となる1)。FIは早産児の約30%,極低出生体重児(1,500g未満)の70%に発生し,生後4週頃に起きやすいとされる。
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