Japanese
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特集 筋無力症
指定討論:土居先生に対する討論
Discussion on "Electrical Study on Myasthenia Gravis"
渡辺 誠介
1
Seisuke Watanabe
1
1千葉大学医学部第一内科学教室
1The 1st Dept. of Int. Med. Chiba Univ. School of Med.
pp.836-837
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903300
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土居先生の研究の特徴は,通常用いられている連続刺激ぼかりでなく,基本的な二重刺激による回復曲線を求められたことと,刺激強度を条件刺激・試験刺激ともにsupramaximalのM波振幅の50%とされた点にある。
演者らも十数年以前にM波の回復曲線を求めたが,このときには回復の名が示すように条件刺激でできるだけ終板を興奮させることが必要であると考え,条件刺激にはsupramaximalのM波が得られる強度を,試験刺激にはmaximalに近いsubmaximalのM波の強度を用いた。この条件では,土居先生の報告と反対に50msecから200msecにかけて抑制がみられ,抗コリンエステラーゼ剤によりこの抑制が軽減する傾向がみられた。
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