Japanese
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特集 小脳
P.Marie氏病の病理所見
Pathologic Findings of P. Marie's Disease
五島 雄一郞
1
Yuichiro Goto
1
1慶応義塾大学医学部内科教室
1Keio University, School of Medicine, Department of Medicine
pp.631-638
発行日 1959年4月20日
Published Date 1959/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901698
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1.まえがき
マリー氏病は,小脳変性疾患のうち,遺伝性小脳失調症(hereditary cerebellar ataxia)として記載されているが,本症の病理所見については,従来の報告をみると各報告者によつていろいろ異つた所見を記載している。更に脊髄小脳変性疾患の分類についてみると,学者によつてまちまちの見解を有しており,分類上の混乱がみられる。
筆者はこの点より,本症の病理学的所見を脊髄小脳変性疾患の分類の面より,文献的考察を総説することとする。
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