特集 第1回国際神経学会展望・3
第4回国際脳波及び臨床神経生理学会シンポジウム集
1.正常及び病的筋電図の説明—司会 A. Fessard
下河内 稔
,
向井 貞三
,
小池 淳
,
岡 益尚
pp.12-37
発行日 1958年9月1日
Published Date 1958/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901657
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F. Buchthal:運動単位の機能的構成
緒言に於いて演者は,「筋線維の束を支配している各神経線維」を1つの機能的単位とする概念は,機械的緊張が増加する場合に,運動ノイロンが次ぎ次ぎと増員されるのを説明するのに導入されたと述べて,Denny-Brown(1929),Adrian & Bronk(1929),等の成績に言及したのち,解剖学的な運動単位と筋活動電位との更に正確な関係はまだ明らかにされていないと結んでいる。
この報告は運動単位構成の末梢面とその解剖,及び電気現象を取扱つており,末梢反応に影響をもつ中枢機構については省略している。
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