Japanese
English
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
悪性脳腫瘍の治療での放射線治療の役割はきわめて重要である。放射線治療については各種の治療機器が開発され,その各種治療装置による治療選択が増している。一般的には外部照射が主体であるが,その方法にもいろいろと工夫がなされつつある。高線量局所拡大照射で脳の耐容線量は約60Gyであり,さらに治療効果を改善するには線量増加が必要である。このための機器などの工夫がなされている。その一つとして術中照射法や組織内照射,さらに定位的放射線照射が行われている。術中照射は高エネルギー電子線による方法,組織内照射はいわゆるbrachtherapyであり,密封小線源治療である1,13)。これには125Irや192Irが用いられているが,わが国では192Irが主体である。しかし,いずれの方法も遮蔽などが必要であり,管理に問題が多い。とくに密封小線源治療はその取り扱いが複雑で,さらに同位元素の導入が困難であり,わが国ではイリジュウムなどが用いられるのみで,脳腫瘍の治療ではきわめて限られた施設で行われているのみである。
The photon radiosurgery system (PRS) is a developed of the Photo-electron Corp. of Walham, Mass. The heart of this system is a thin needle, 3 mm in diameter and 100 mm long, from whose tip low-energy X-ray photon are isotropically emitted.
This apparatus is a compact radiosurgery system that irradiates soft X ray from the tip of its small probe (weight of themachine=1.9 Kg).
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.