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特集 第32回脳のシンポジウム
挨拶
Chairman's address
高倉 公朋
1
Kintomo TAKAKURA
1
1東京女子医科大学
1Tokyo Women's Medical College
pp.826
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431900998
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- Abstract 文献概要
日本学術会議の脳・神経学研究連絡委員会が主催する「脳のシンポジウム」は30年以上の永い歴史を持ち,毎年神経科学研究の中から,時代に即した重要な課題を採りあげ,それぞれの分野の第一線で活躍されている研究者の方々から,その研究成果と展望を講演して頂き,参会者の方々からも活発な討論が行われる高度のシンポジウムであります。毎年春に2日間をかけて,このシンポジウムは日本の各地で開催されますが,その内容は本誌「神経研究の進歩」に毎年掲載され,記録に残されております。過去の特集記事を通覧いたしますと,日本での神経科学研究の潮流を概観することができる貴重な文献になっております。本年は3月12~13の両日,東北大学医学部脳神経外科吉本高志教授のお世話で,仙台市艮陵会館記念ホールにおいて開催され,神経科学の分野で今日重点が置かれている課題について素晴らしいプログラムが組まれました。吉本高志教授ならびに教室員の皆様に深く感謝申しあげます。
今回のシンポジウムでは「コンピュータと脳の接点」,「痴呆疾患の分子的アプローチ」,「運動ニューロン疾患研究の最近の進歩」と「低侵襲脳外科治療への工学的支援」の4題のテーマが選ばれました。
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