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特集 第31回脳のシンポジウム
挨拶
Chairman's address
髙倉 公朋
1,2
Kintomo TAKAKURA
1,2
1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
2日本学術会議「脳・神経学研究連絡委員会」
1Department of Neurosurgery, Neurological Institute, Tokyo Women's Medical College
2National Committee for Brain Research, Science Council of Japan.
pp.896
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431900793
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- Abstract 文献概要
日本学術会議は科学が文化国家の基礎であるという確信にもとづき,科学の向上発達を図り,行政,産業ならびに国民生活に科学を反映,浸透させることを目的として1949年に設立された内閣総理大臣管轄の特別な機関であります。その任務は,わが国の科学に関する重要事項を審議し,その実現を図ること,ならびに科学研究の連絡をとり,その能率を向上することとされており,政府の諮問に答申するとともに勧告する権限を持っております。その目的達成のために,各分野に研究連絡委員会が組織され,本脳・神経学研究連絡委員会もその一組織として,わが国における神経科学研究の推進と相互の連絡に務めております。
本研究連絡委員会が主催する「脳のシンポジウム」は今回で第31回を迎えた永い歴史を持っております。毎年神経科学研究の中から重要な課題を採りあげ,それぞれの分野の第一線で活躍されている研究者の方々から,その研究成果と展望を講演して頂き,また参会者の方々からも討論に参加して頂くことができる質の高いシンポジウムになっております。このシンポジウムで発表された研究の内容は「神経研究の進歩」誌に毎年掲載され記録として残されているのも大変嬉ばしいことであります。本年は慶應義塾大学神経内科福内靖男教授のお世話で慶應義塾大学三田キャンパスで開催されることになり,素晴しいプログラムが構成されました。深く感謝申し上げます。
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