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はじめに
最近の10年間に,もっとも進んだのは,ME機器とCT,MRIによる画像診断である。この画像診断の進歩は各疾患にかかせないものとなっている。本章では,画像診断の進歩を形態面で述べる。
てんかんの領域では,CT出現以前は頭部単純X線撮影,脳血管撮影,気脳撮影などを用いて,補助的画像診断の試みがなされてきた。しかし,てんかんは本来機能的病態であるので,このような補助診断で直接的な所見を得ることは少なく,中頭蓋窩の変形・血管の変形・側脳室の拡大,変位など間接的所見が重視されることが多かった。一方,脳腫瘍,脳動静脈奇形など器質的病変により“てんかん”という症候群の形を呈して,長年治療されている場合もあり,これらの病変を直接的に視察可能とする手段が望まれていた。
In the last 10 years, neuroimaging by CT and MRI has remarkably progressed. The authors have studied especially morphological aspects of epilepsy using CT & MRI. Even in general hospital, organic lesions of epilepsy can be detectable. In temporal lobe epilepsy, the edge of inferior horn is -25° from the Reid's base line. The authors call the technique “Reversed axial CT”.
Of course, MRI (magnetic resonance imaging) is advancing than CT.
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