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特集 小脳歯状核系変性症とその周辺
小脳歯状核系研究の新局面―序にかえて
Recent studies on dentate system degenerations: Introduction.
平山 惠造
1
Keizo HIRAYAMA
1
1千葉大学医学部神経内科
1Department of Neurology, School of Medicine, University of Chiba
pp.5-8
発行日 1990年2月10日
Published Date 1990/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431900001
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I.はじめに
小脳歯状核に病変を有する代表的な疾患としては,過去にはDyssynergia cerebellaris myoclonicaやミオクローヌスてんかんなどが挙げられていたが,今日では,歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)がその中心にあるといえよう。
DRPLAの初めての記述については,異なる見解もあろうが,その名称を用いて注目したSmith(1958)10)の業績を嚆矢とする。しかしその後,これについては外国よりむしろ我が国で,報告の相次いだことが特筆される。
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