特集 総合診療医×がん治療医でハイリスク症状を見抜く—帰してはいけない がん外来患者
Part2 ケースで学ぶ! がん診療の診断エラー
急激な呼吸不全—がんの悪化を疑っていたら……?
横山 雄章
1
1日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科
pp.536-539
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200491
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Case
65歳、女性。診断:卵巣がん。合併症:なし、既往:なし。
緩和医療に取り組んでいた患者。体調の安定から化学療法を再開するも、急激な呼吸不全をきたしてしまった。late lineの化学療法であることから、がんの悪化が疑われたが……結果は「ニューモシスチス肺炎」。緩和医療に存在する落とし穴に、注意が必要である。
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