連載 目から鱗のがん薬物療法—薬学的視点からみたケーススタディ[5]
一歩進んだ薬剤師によるがん化学療法の悪心・嘔吐の臨床研究
辻 大樹
1
1静岡県立大学薬学部臨床薬効解析学分野
pp.124-128
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200172
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化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)と制吐療法に関するガイドライン
・がん治療を考える場合には、治癒あるいは延命を目指すという治療の本質的な目標を考えると同時に、常に治療を受ける患者の視点に立ち、苦痛な有害反応への対策を考える必要があります。
・近年では支持療法の領域においても有用な薬物が開発され、ガイドラインが作成されるなど標準化の動きが急速に広まってきていますが、一方で治療の個別化も大きな関心事のひとつとなっています。
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