連載 死にゆく患者と、どう話すか—國頭先生の日赤看護大ゼミ講義録[2]
パターナリズムという「旧弊」—意思決定とその伝え方
國頭 英夫
1
1日本赤十字社医療センター化学療法科
pp.144-153
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200056
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がん告知での面談の疑問
前回に続き『白い巨塔』(原作:山崎豊子)から、里見脩二先生(江口洋介)が若い女性末期がん患者、林田加奈子(木村多江)に告知をするシーンをみていきましょう。
私は『白い巨塔』を監修してから、我々医療者にも非常に参考になると思い、いろんなところでコミュニケーション論講義の題材に使ってきました。そのなかで受けた質問のうち、代表的なものを取り上げて検討したいと思います。
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