特集 医師のウェルビーイング
【組織で取り組むウェルビーイング】
❶研修医や専攻医のバーンアウト予防
牧石 徹也
1
1島根大学医学部総合医療学講座
キーワード:
レジデント時代はバーンアウトの高リスク
,
後ろと横は見るな
,
過去と同期生は比べるな
,
医師のウェルビーイングの7つの要因
,
ウェルビーイング2.0
Keyword:
レジデント時代はバーンアウトの高リスク
,
後ろと横は見るな
,
過去と同期生は比べるな
,
医師のウェルビーイングの7つの要因
,
ウェルビーイング2.0
pp.643-648
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204824
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医師として働き始めて以降、「心が折れそう」になった経験はありませんか? もしくは深夜の救急外来や多忙な初診外来で、普段なら口にしないきつい言葉を患者さんに投げつけてしまい、自己嫌悪したことはありませんか? もしくは「同期と比べて自分はダメだな」と下を向いてしまったことはありませんか?
私はあります。いくらでもあります。これらの“症状”は、最も頻用されるバーンアウト尺度であるMaslach Burnout Inventory (MBI)で評価される「バーンアウト」の主症状であり、それぞれ“情緒的消耗” “脱人格化” “個人的達成感の低下”に該当します。1つでも「ある」と思われた方は、要注意です。
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