特集 研修医・専攻医・指導医のための小児科研修指南
研修医・専攻医の研究 症例報告をする
細野 茂春
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター 周産期科新生児部門
キーワード:
医学書誌
,
医学生涯教育
,
学術論文
,
医師臨床研修
,
専門医制度
,
症例報告
Keyword:
Bibliography of Medicine
,
Academic Dissertations as Topic
,
Internship and Residency
,
Education, Medical, Continuing
pp.627-633
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022172361
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▼報告ができる症例はまれではなく、見逃しているか気がつくのが遅くて必要な検査等が行われていないために十分な根拠が示せず断念していることが多い。▼学術論文での新規性が重要であり症例報告での新規性は疾患頻度すなわち稀少性を求めるのではなく、診断、治療、臨床経過から今までいわれていなかったことを見出せるかがポイントである。▼症例報告は研修医・専攻医がはじめて執筆することが多い。筆頭著者として多数執筆することは少ないため、指導医と筆頭著者との1対1のやり取りになってしまい共著者が共著者の役目を果たしていないことが多い。▼テーマが決まった段階で共著者を決めて、共著者全員と議論を深める必要がある。
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