高齢者診療スピードアップ塾|効率も質も高める超・時短術・10
「腎機能障害」でのCT、単純か? 造影か?
増井 伸高
1
1札幌東徳洲会病院 救急センター・国際医療支援室
pp.1256-1258
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203991
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
腎機能障害がある高齢者では、「単純CT」と「造影CT」の選択に迷うことは多いです。単純CT後に「やっぱり造影が必要!」となり、再検査すれば「20分」ほど余計に時間がかかります。一方、全例で造影CT検査とするのも、検査時間が「10分」ほど長くなり、造影剤腎症のリスクも増え、得策とは言えません。適切な造影CTの選択こそ、時短診療のカギとなります。今回は、その取捨選択について考えてみましょう。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.