Japanese
English
Bedside Teaching
造影剤と腎障害
Contrast Medium and Renal Dysfunction
梅津 道夫
1
,
多川 斉
1
Michio Umezu
1
,
Hitoshi Tagawa
1
1三井記念病院内科腎センター
1Division of Nephrology, Department of Internal Medicine, Mitsui Memorial Hospital
pp.339-342
発行日 1991年4月15日
Published Date 1991/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900255
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最近,造影剤を使用する画像診断法が急速に発達普及し,とくに循環器疾患における心血管造影を中心とした進歩は刮目に値するところである.しかし,造影剤による腎機能障害の発生は決してまれではなく,Houら1)によると,病院内で生じる急性腎不全の原因のうち造影剤は12%を占め,アミノグリコシド系抗生物質よりも高率であるという.本稿では,「造影剤と腎障害」について,造影剤の腎毒性と,腎不全患者における造影剤使用上の注意という二つの観点から解説を試みたい.
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