特集 メンタルヘルス時代の総合診療外来—精神科医にぶっちゃけ相談してみました。
【スペシャル・アーティクル】
ルフィのレジリエンスマンガから精神病理学を学ぶ
今村 弥生
1
1杏林大学 精神神経科学
キーワード:
精神病理学
,
ナラティブ・メディスン
,
narrative-based medicine
,
マンガ
,
医学教育
Keyword:
精神病理学
,
ナラティブ・メディスン
,
narrative-based medicine
,
マンガ
,
医学教育
pp.1012-1015
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203322
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精神科医、漫画に出合う
上記のQ & Aの質問者は筆者である。当時、社会人大学院生だった筆者が受講した「臨床医学教室からの最新の話題について」の講義で、際立って私たち受講生にインパクトを残したのは、今村明先生(長崎大学病院地域連携児童思春期精神医学講座)による「最近話題の発達障害(注:当時の呼称)について」の講義だった。
「週刊少年ジャンプで連載中の大変人気が高い『ONE PIECE』という作品には、発達障碍の特性を持った登場人物が多く登場する。なかでも主人公のルフィ君は、ADHD(attention-deficit hyperactivity disorder:注意欠如・多動性障碍)の診断基準を満たすと考えます」
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