特集 臨床医のための 進化するアウトプット—学術論文からオンライン勉強会、SNSまで
【Ⅱ章】アウトプットのための「オンライン」活用法—君に届けたい“声”のかたち
発信メディアとしての「Podcast」の魅力
藤沼 康樹
1
1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
キーワード:
Podcast
,
ラジオ
,
雑談
,
対話
,
専門性
,
関心領域
,
音質
,
録音機材
,
サーバー
,
リモート収録
Keyword:
Podcast
,
ラジオ
,
雑談
,
対話
,
専門性
,
関心領域
,
音質
,
録音機材
,
サーバー
,
リモート収録
pp.608-611
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203158
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Podcastは、2005年頃から北米で草の根的に始まった音声コンテンツのインターネット配信の仕組みを起源とし、のちにApple社のデジタルオーディオプレーヤーiPodと、放送を意味するbroadcastを合わせて「Podcast」と呼ばれるようになりました。当初はiPodなどに音声コンテンツを自由にダウンロードして聴くことが前提でしたが、現在ではSpotify®やAmazon Musicなどの音楽プラットフォーム上でストリーミング形式で聴くことも含まれています。簡単に言うと、いつでもどこでも聴くことのできるインターネット上の「ラジオ番組」のようなものです。
当初はテック系のマニアだけが楽しむようなサブカルチャーの一種と捉えられていて、広くは普及していなかったようですが、2010年代に入って、スマートフォンの普及やPodcast専用アプリが開発されたことに伴い、急速に利用者が増えてきました。特にこの数年は、米国で爆発的に人気が広がっており、スマートスピーカーや完全ワイヤレスイヤホンの普及が、それに拍車をかけているようです。日本でも急速に注目されてきており、番組数もかなり増加していて、医学医療系の番組も増えています。
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