特集 消化器診療“虎の巻”—あなたの切実なギモンにズバリ答えます!
【消化管】
Q6 Helicobacter pylori除菌後の定期的な内視鏡フォローはいつまで行うの?
宮垣 亜紀
1
1公立豊岡病院組合立 豊岡病院 消化器科
pp.432-434
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203096
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Helicobacter pylori(以下、pylori菌)感染症は胃癌のリスクを高める。除菌を行うと発癌リスクは下がるが、ゼロにはならず、定期的な内視鏡フォローが必要である。どのくらいの間隔で検査を行うべきか、今のところガイドライン等で定められたものはないが、一般的に1〜2年間隔での内視鏡検査が勧められている。また、年齢の上限や、いつまで行うかなども決まったものはないため、患者さんの基礎疾患や年齢、検査の負担などを総合的に判断して、いつまでフォローをするのか決めればよい。
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