特集 下降期慢性疾患患者の“具合”をよくする—ジェネラリストだからできること!
【外来と在宅で診ている下降期慢性疾患】
1.進行した慢性呼吸不全
❷病歴と身体所見で迫るCOPDの予後予測
立石 翔
1
,
梶 有貴
1
1板橋中央総合病院総合診療科
キーワード:
COPD
,
BODE index
,
BMI
,
FEV1.0
,
mMRC
,
ILD FVC
Keyword:
COPD
,
BODE index
,
BMI
,
FEV1.0
,
mMRC
,
ILD FVC
pp.670-672
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202635
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
日々の臨床現場において、慢性呼吸器疾患を有する患者に関わることは多いと思われる。患者の身体状態を正確に把握すると同時に、それが不可逆に進行した状態(=下降期)にあたるのか否かを把握するためには、病歴や身体所見、簡単な検査から、予後を予測することが重要となる。
本稿では、進行した慢性呼吸不全を呈する疾患の代表であるCOPDに焦点を当て、簡便に予後予測を行うために有用な病歴と身体所見についてまとめていこう。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.