特集 これでわかる高齢者COPD診療
診断と治療
COPDの診断
三谷 明久
1
1東京大学医学部附属病院呼吸器内科
キーワード:
COPD
,
診断
,
検査
,
病期
Keyword:
COPD
,
診断
,
検査
,
病期
pp.1462-1466
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001048
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Headline
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断にはまず疑うことが重要であり,喫煙歴,呼吸困難や慢性咳嗽などの問診が役立つ.
・スパイロメトリーにおける1秒率(FEV1/FVC)70%未満という基準により閉塞性換気障害を示すことで診断できる.
・高齢者では,呼吸困難などの症状を加齢のためであると過小評価したり,他疾患によりマスクされることがあるので,注意を要する.
・早期の診断により治療介入することで,増悪の予防や疾患進行の抑制のほか,健康寿命の延長も期待できる.
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