特集 下降期慢性疾患患者の“具合”をよくする—ジェネラリストだからできること!
【外来と在宅で診ている下降期慢性疾患】
1.進行した慢性呼吸不全
❶進行した慢性呼吸不全の病態生理の特徴
本橋 健史
1
,
角野 太朗
1
1板橋中央総合病院総合診療科
キーワード:
慢性呼吸不全
,
COPD
,
全身性炎症
,
サルコペニア
,
肺高血圧症
,
肺性心
,
右心不全
Keyword:
慢性呼吸不全
,
COPD
,
全身性炎症
,
サルコペニア
,
肺高血圧症
,
肺性心
,
右心不全
pp.666-669
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202633
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慢性呼吸不全とは呼吸不全、すなわち「室内気吸入時の動脈酸素分圧が60Torr以下となる呼吸障害、又はそれに相当する呼吸障害を呈する異常状態」が1カ月以上続く状態と定義されています1)。具体的には、COPD・喘息・間質性肺炎・肺結核後遺症などが挙げられますが、本稿では、日常臨床で最もよく遭遇するCOPDにおける病態生理の特徴を概説します。
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