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胃瘻カテーテルが急に動かせなくなった!
梶原 祐策
1
1医療法人芙蓉会 村上病院 消化器内科
pp.1125-1126
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202268
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CASE
患者:93歳、女性。
現病歴:急性硬膜下血腫に対する手術後の摂食機能障害に対して、約7年前に経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy:PEG)が行われ、現在は施設に入所して当院の訪問診療を受けている。胃瘻カテーテルは24Frのバンパー・ボタン型が使用されており、1カ月前に定期的なカテーテル交換を終えたばかりであった。昨日まで胃瘻カテーテルの可動性に問題はなかったが、今朝から急に回転させることができなくなったため、当科を緊急受診された。診察すると、カテーテルは回転だけでなく、押したり引いたりすることもできず、動かせなくなっていた。
既往歴:80歳脳梗塞、85歳急性硬膜下血腫に対する手術。
社会生活歴・家族歴:特記すべきことなし。
身体所見:バイタルサインは正常であり、体表に異常は認めなかったが、胃瘻カテーテルの外部
ストッパーと皮膚との距離は5mmほどで、余裕がなくなっていた。
画像所見:上部消化管内視鏡検査(図1)。
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