オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・33
右膝関節痛、後頸部痛、発熱と意識レベルの低下にて搬送された80歳台女性
山城 俊樹
1
,
仲里 信彦
1
,
徳田 安春
2
1沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 総合内科
2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
pp.1116-1121
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202266
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CASE
患者:80歳台、女性。
主訴:右膝関節痛、後頸部痛、発熱、意識レベル低下。
現病歴:ADL(activities of daily living)は自立しており、入院3日前まで普段通りに過ごしていた。入院2日前より全身倦怠感を自覚。入院前日に後頸部痛、右膝痛で体動困難となり、臥床していた。入院当日に家族が訪問すると返事もあまりできず、反応が悪いため、当院へ救急搬送された。
既往歴:高血圧症、脂質異常症、腎盂腎炎、子宮全摘術後(子宮筋腫)。
内服歴:ニフェジピン徐放剤1日40mg 1錠、カンデサルタン1日4mg 2錠、ニコランジル1日5mg 1錠。
生活歴:飲酒なし、喫煙なし。息子と2人暮らし。
ROS(+):左足は元々小さく、右足に負担はかかっていた。
ROS(−):難聴なし、体重減少なし、寝汗なし、最近の食欲低下なし。
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