What's your diagnosis?[201]
未解明の大規模データ
河村 裕美
1
,
大矢 亮
1
,
藤本 卓司
1
1社会医療法人同仁会 耳原総合病院救急総合診療科
pp.1038-1041
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202235
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病歴
患者:54歳、女性
主訴:発熱、下痢
現病歴:入院10日前から4日間、県外で単身赴任中の夫宅で過ごした。6日前より38℃台の発熱、1日5回程度の水様性下痢、両側大腿外側の紅斑が出現(図1)。紅斑は1日中続き、消退する時間はなかった。4日前、咽頭痛と嚥下時痛が出現。3日前、発熱が続き、下痢が30回程度に増えたため、近医を受診。急性腸炎の疑いで抗菌薬(セフジトレン)とロキソプロフェン、整腸薬を処方された。その後も症状が改善しないため、当院を受診した。
ROS陰性:悪寒戦慄、頭痛、鼻水、咳嗽、喀痰、呼吸困難、嘔吐、腹痛、関節痛
既往歴:カニ鍋で蕁麻疹(15年前)
常用薬:なし
生活歴:喫煙なし、機会飲酒。海外渡航歴なし、ペット飼育歴なし、sick contactなし、生もの摂取なし。性交渉:夫のみ。最終1カ月前
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