診察で使える!|急性期Point-of-Care超音波ベーシックス・18【最終回】
胸水を疑った時
亀田 徹
1
1安曇野赤十字病院救急科
pp.1284-1289
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201712
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はじめに
胸水評価について再確認!
超音波を用いた胸水・血胸の評価は、多くの方が日常業務のなかで行っていると思います。今や救急診療に従事する臨床医の必須手技となっているfocused assessment with sonography for trauma(FAST)でも、血胸の評価はルーチンで行われます1)。Point-of-Care超音波が普及してきたので、画像による胸水の評価について再確認するのは良い機会だと思います。また、患者ケア向上や医療安全の観点から、超音波をガイドとして、胸腔穿刺、胸腔ドレナージを行う意義についても確認したいと思います。
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