特集 80歳からの診療スタンダードUp to Date—Silver Standard
【80歳以上の高齢者診療トピックUp to Date】
—Q3 高齢者総合機能評価(CGA)—高齢患者さんのアセスメント、限られた時間での正しい評価法は?
玉井 杏奈
1
1台東区立台東病院総合診療科
pp.1104-1106
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201648
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◦CGAとは?
高齢者総合機能評価(comprehensive geriatric assessment :以下CGA)は、疾患や障害のある高齢者に対して、医療、社会、精神・心理、機能的観点から総合的に評価を行う手法で、通例は介入を伴う1)。そのセッティングは入院、救急、外来、在宅、施設などさまざまで、欧米ではトレーニングを受けた老年医や認定看護師を中心に、多職種チームで行われることが多い。具体的には、医学的情報の他、ADL(activities of daily living)、栄養状態、家庭環境など多面的に情報収集・評価を行い、しばしば患者や家族も巻き込んで、介入計画を作成する。
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