特集 この薬だけは押さえておきたい! 総合診療医のためのSpecialist Drug 40
【トピックス】
総合診療医のための「分子標的薬」
植田 真一郎
1
1琉球大学大学院医学研究科 臨床薬理学
キーワード:
がん分子標的薬
,
チロシンキナーゼ阻害薬
,
抗体医薬品
,
オン/オフターゲット毒性
,
がん治療関連心不全
,
高血圧
Keyword:
がん分子標的薬
,
チロシンキナーゼ阻害薬
,
抗体医薬品
,
オン/オフターゲット毒性
,
がん治療関連心不全
,
高血圧
pp.946-950
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201602
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総合診療医や家庭医にとって今後の重要な課題の1つは、分子標的治療をはじめとしたがん治療の進歩で、長期生存が可能になったがん患者のケアであろう。これは、術後合併症や、放射線や従来の抗がん剤の長期的な毒性への対応、分子標的治療を受けている患者のshared care、あるいは治療終了後のreferred careにおける毒性発現の診断、心血管イベント予防、がんサバイバーシップへの関与と多岐にわたる。本稿では、「分子標的薬」に関連する副作用に焦点を当てた。
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