特集 感染症外来診療「賢医の選択」—検査・経口薬・ワクチンをどう使えばいいんですか?
【感染症関連検査のChoosing Wisely—白血球とCRPを越えて】
皮膚開放創および褥瘡のスワブ培養
本田 仁
1
1東京都立多摩総合医療センター感染症科
キーワード:
創部の培養
,
定着と感染
Keyword:
創部の培養
,
定着と感染
pp.488-490
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201448
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Pitfall Case1
患者:61歳、男性。
既病歴:コントロール不良の糖尿病がある。
現病歴:3カ月前に靴擦れが生じ、その部位の皮膚が治らないということで受診。すでに潰瘍化している状況で、創部には壊死組織を伴っていた。本人のバイタルサインは問題なく、発熱はなく、血圧・脈拍数・呼吸数も安定している。主治医は創部からの培養を採取し、ピペラシリン・タゾバクタムの抗菌薬治療を開始した。
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