当直医のための救急手技・整形外科・1
四肢開放創の初療
高橋 力
1
1旭中央病院・整形外科
pp.753-755
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219728
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四肢開放創の治療の眼目は感染の防止にある.そのためには,受傷後6〜8時間以内(すなわちgolden hour)に創の洗滌と徹底的なデブリードマン(手術的郭清)が必要である.
開放創の初期治療が不適切であれば,創の感染が避けられないばかりでなく,時には,ガス壊疸,破傷風が発症し,生命の危険を伴う事態に立ち至る.
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