Japanese
English
特集 頭部外傷処置の実際
開放創のある場合の処置はどうするか
Treatments of the open head injury
三河内 薫丸
1
,
村瀬 活郎
2
Shigemaru MIKOCHI
1
1日比谷病院
2慶応大学医学部脳神経外科
pp.331-335
発行日 1967年3月20日
Published Date 1967/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204249
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
頭部開放創は,頭皮より脳実質までの種々の組織の複雑な損傷の組合せであり,処置もまた種々の要素を含んでいる.不適当な処置を行なつた場合は死の転帰をとる場合もあり,運よく死をまぬがれえたとしても後日,頭骨骨髄炎,化膿性髄膜炎,脳膿瘍,脳海綿腫,外傷性てんかんなどの悲惨な合併症の原因となる.
頭部開放創はこれを治療面より見た場合,その深さに応じ,次のごとく分類して考えるのが便利と思う.
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.