診察で使える!|急性期Point-of-Care超音波ベーシックス・1【新連載】
急性胆囊炎を疑った時
亀田 徹
1
1安曇野赤十字病院救急科
pp.496-500
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200878
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「Point-of-Care超音波」とは、画像診断を専門にしない診療医が、ベッドサイドで自ら行う超音波(エコー)です。通常は病歴・バイタルサイン・身体所見による診断推論に基づき、ポイントを絞って行われます。Point-of-Care超音波が取りうる範囲は、診療医が一定のトレーニングで習得でき、日常臨床で技量の維持ができるものでなければなりません。この領域については急性期を中心に、海外で多くの臨床研究が行われ、エビデンスが示されてきましたが、本連載では一定のコンセンサスが得られている、もしくは今後その可能性がある疾患や病態にスポットを当て、❶Point-of-Care超音波のレベルでの走査法のコツ、❷キーとなる所見、❸身体所見との対比、❹エビデンスについて、エッセンスを提示していきたいと思います。紙面の関係上限られた内容しかお示しできませんので、興味を持たれた方には、教科書や文献にあたっていただくことをお薦めいたします。
急性期診療に従事される総合診療医や内科医、さらには研修医の皆様に、Point-of-Care超音波を日常診療に役立てていただけるよう、少しでもそのお手伝いができましたら幸いです。
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2019年3月31日まで)。
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