憧れのジェネラリストが語る「努力はこうして実を結ぶ!」・5
初学者にもできる,“まとめ”作成のススメ
綿貫 聡
1,2,3
1東京都立多摩総合医療センターリウマチ膠原病科
2東京都立多摩総合医療センター総合内科
3東京都立多摩総合医療センター救急診療科
pp.495
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200230
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●“まとめ”の効用
自分が実益を兼ねて続けている勉強法の一つに,各種勉強会の“まとめ”を作成していることが挙げられます.一般社会でよく言われる,“議事録作成は新人の仕事”というものを地で行く作業だと考えています.
これを始めた一番のきっかけは,仕事が始まった当初に,院外・院内の勉強会で内容が分からなかったり,ついていけなかったりすることが多くあったことです.例えば,現在須藤博先生(大船中央病院内科)が主催されている「大船GIMカンファレンス」には研修医の頃から参加していますが,ディスカッションについていけず,非常に悔しい思いをしたことがあります.それ以降,まず自分の言葉でカンファレンスのまとめを自主的に作り,抜けてしまったことを人に聴いたり調べたりしながら,まとめをできるだけ即日中にメーリングリストなどにアップすることを目標にしてきました.内容は自分の独創的な内容である必要はなく,あくまで記録ですので,比較的気軽にアウトプットすることができます.
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