憧れのジェネラリストが語る「努力はこうして実を結ぶ!」・4
Rappaportと共に
成田 雅
1
1沖縄県立中部病院 感染症内科
pp.387
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200196
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自分は本連載の対象にはならないと思い再考を繰り返しました.呻吟の末,何かを努力している(継続している)ことがあるとすれば,ある診察器具の使用かもしれないと気付きました.
現在私が使用している聴診器は,“Rappaport”(正確にはRappaport-Sprague)です.黒い剝き出しのゴム管が2本,それぞれのイヤーピースにつながっている古風なものです(写真).付属部品を交換しつつ,チェストピース(実際に皮膚に当てる部分)が故障すれば買い替え,Hewlett-Packard社製,Phillip社製を経て,3代目になりました.大小の膜,ベルを好みに応じて使い分けることができます.ベルは小児用に付け替えると,小柄で痩せた高齢者の聴診に適しています.
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