特集 総合医のためのスポーツ医学ベーシックス
【プライマリ・ケアで遭遇するcommonなスポーツ傷害】
脊椎
辰村 正紀
1,2,4
,
金岡 恒治
3,4
1筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター
2水戸協同病院整形外科
3早稲田大学スポーツ科学学術院
4日本水泳連盟
キーワード:
腰椎分離症
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
縦隔気腫
Keyword:
腰椎分離症
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
縦隔気腫
pp.124-127
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200072
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腰椎分離症(腰椎椎弓峡部疲労骨折)
Case 1
患者:14歳男性.競技種目:飛込.競技歴:3年.
主訴:右腰痛.
現病歴:2週間前からの腰痛が持続するため来院.単純X線写真では骨折線は認めないが,MRIにて第5腰椎の右関節突起間部に高輝度変化を認め(図1a, b),腰椎分離症と診断した.CTでは右椎弓基部の尾側〜頭側にかけて骨折線を認めた(図1c).病期分類は初期と判断し,硬性コルセット着用を中心とした保存療法を行い,骨癒合を得た.
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