特集 総合医のためのスポーツ医学ベーシックス
【プライマリ・ケアで遭遇するcommonなスポーツ傷害】
下肢
万本 健生
1,2
1筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター
2水戸協同病院整形外科
キーワード:
膝蓋跳動
,
関節内血腫
,
靱帯損傷
,
関節内骨折
,
脂肪滴
,
骨端線閉鎖前
,
骨端軟骨
,
骨幹端
,
裂離骨折
,
悪性腫瘍
Keyword:
膝蓋跳動
,
関節内血腫
,
靱帯損傷
,
関節内骨折
,
脂肪滴
,
骨端線閉鎖前
,
骨端軟骨
,
骨幹端
,
裂離骨折
,
悪性腫瘍
pp.118-122
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200071
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骨盤・股関節周囲のスポーツ外傷
Case 1
体育のリレー中に生じた左股関節痛
患者:15歳男性.
現症歴:体育の授業中に,リレーで全速力で走った時に左股関節痛が出現,近医を受診し単純X線上骨折はなく,肉離れと診断されたが,痛みが改善しないため受診.左上前腸骨棘に圧痛を認め,股関節伸展で同部の痛みが増強した.単純X線で骨盤正面および斜位像を撮影し,左上前腸骨棘の裂離骨折と診断した.
留意点:骨端線閉鎖前の成長期にはスポーツ外傷として裂離骨折が発生する頻度は高く,特に骨片が小さな場合には見逃されることが多いので注意が必要である.
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