Japanese
English
特集 Interventional US
難治性疼痛に対するEUSガイド下腹腔神経叢ブロック
Endoscopic Ultrasound-guided Celiac Plexus Neurolysis for Managing Refractory Cancer Pain.
安田 一朗
1
,
塩屋 正道
2
,
向井 強
3
,
岩田 圭介
3
,
岩下 拓司
1
,
土井 晋平
2
,
中島 賢憲
1
,
冨田 栄一
3
,
森脇 久隆
1
Ichiro YASUDA
1
,
Masamichi ENYA
2
,
Tsuyoshi MUKAI
3
,
Keisuke IWATA
3
,
Takuji IWASHITA
1
,
Shinpei DOI
2
,
Masanori NAKASHIMA
1
,
Eiichi TOMITA
3
,
Hisataka MORIWAKI
1
1岐阜大学医学部附属病院第一内科
2高山赤十字病院内科
3岐阜市民病院消化器内科
1First Department of Internal medicine, Gifu University Hospital, Gifu
2Department of Internal medicine, Takayama Red Cross Hospital, Gifu
3Department of Gastroenterology, Gifu Municipal Hospital, Gifu
キーワード:
EUS-CPN
,
腹腔神経叢ブロック
,
難治性疼痛
,
癌性疼痛
Keyword:
EUS-CPN
,
腹腔神経叢ブロック
,
難治性疼痛
,
癌性疼痛
pp.257-262
発行日 2008年5月15日
Published Date 2008/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100046
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要旨
超音波内視鏡ガイド下に腹腔動脈根部を穿刺し,腹腔神経叢をエタノール注入によりブロックする手技(EUS-CPN)が,1996年にWiersemaら1)によって報告された.以来,特に欧米を中心に,癌性疼痛を中心とした難治性疼痛に対する治療手技として行われており,効果的で安全性の高い手技として評価されている.一方,わが国においてはまだその認知度は低く,あまり行われていないのが現状である.本稿ではこの治療法の具体的な手技の実際について解説するとともに,その治療成績・偶発症について文献および自験データから考察した.
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