Japanese
English
特集 Interventional US
EUSガイド下胆管・膵管ドレナージ術
EUS Guided Cholangio Drainage/Gastropancteastomy
坂本 洋城
1
,
北野 雅之
1
,
末冨 洋一郎
1
,
小牧 孝克
1
,
野田 佳寿
1
,
工藤 正俊
1
Hiroki SAKAMOTO
1
,
Masayuki KITANO
1
,
Yo-ichiro SUETOMI
1
,
Takamitu KOMAKI
1
,
Kazu NODA
1
,
Masatoshi KUDO
1
1近畿大学医学部消化器内科
1Department of Gastroenterology, Kinki University School of Medicine, Osaka-sayama
キーワード:
Interventional EUS
,
EUS下胆膵ドレナージ術
,
EUS下ドレナージ術
,
EUS下治療
,
閉塞性黄疸
Keyword:
Interventional EUS
,
EUS下胆膵ドレナージ術
,
EUS下ドレナージ術
,
EUS下治療
,
閉塞性黄疸
pp.243-248
発行日 2008年5月15日
Published Date 2008/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100044
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要旨
EUS下胆管膵管ドレナージの手技である胆道ドレナージおよび EUS下胃膵吻合術の手技ついて述べる.現在,切除不能胆管狭窄や腹部リンパ節転移による閉塞性黄疸症例や膵胃吻合術後などの膵管狭窄症例の治療は内視鏡的ステント挿入による内視鏡ドレナージ術を行っているのが現状である.近年,十二指腸狭窄や胃切除後などにより内視鏡的ドレナージが不可能な症例に対して EUS下胆道ドレナージ術やEUS下膵胃吻合術を行い良好な成績を示している報告があり,いずれも良好な成績が得られており,EUS下胆膵ドレナージ術による減黄術や膵管ドレナージはERCPや経皮経肝管胆管ドレナージ(PTBD)が困難な症例に対して有効な手段の1つになると考えられる.しかしながら,EUS下胆管膵管ドレナージ術を行う際には,胆汁性腹膜炎などの合併症の可能性があることを認識し,しっかりとしたインフォームドコンセントを取得したうえで行う必要があると考える.
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