Japanese
English
特集 肝細胞癌の病態と新しい治療戦略
造影ハーモニックイメージングの肝細胞癌局所治療への応用
Application of Contrast Harmonic Imaging to the Local Treatment of Hepatocellular Carcinoma
工藤 正俊
1
,
南 康範
1
,
鄭 浩柄
1
Masatoshi KUDO
1
,
Yasunori MINAMI
1
,
Hiroshi TEI
1
1近畿大学医学部消化器内科
1Department of Gastroenterology and Hepatology, Kinki University School of Medicine
キーワード:
造影ハーモニックイメージング
,
肝細胞癌
,
ラジオ波凝固療法
,
局所治療
,
造影下穿刺
Keyword:
造影ハーモニックイメージング
,
肝細胞癌
,
ラジオ波凝固療法
,
局所治療
,
造影下穿刺
pp.437-442
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900432
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レボビストの導入により造影ハーモニック法は肝腫瘍の鑑別診断法として確固たる地位を占めるようになってきた.さらに,超音波断層下の造影法という強みを活かして最近では肝細胞癌の局所治療にも応用されるようになってきた.すなわち治療後の効果判定ならびにCTやMRでは描出されるものの,USでは描出不能の遺残癌の超音波断層画像上での局在診断,さらにはリアルタイムに癌部を造影しながら超音波ガイド下に穿刺を行って,RFAなどの局所治療を行うというリアルタイム造影下穿刺へも応用が行われている.本稿では主としてこのような造影ハーモニックイメージングの肝癌局所治療への応用について解説を行う.
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