Japanese
English
特集 超音波革命―ハーモニックイメージング
肝疾患における造影ハーモニックイメージングの臨床
Contrast Harmonic Imaging in Liver Disease
工藤 正俊
1
,
丁 紅
1,2
,
前川 清
3
Masatoshi KUDO
1
,
Hong DING
1,2
,
Kiyoshi MAEKAWA
3
1近畿大学医学部消化器内科
2現:上海医科大学超音波診断科
3近畿大学医学部腹部超音波室
1Department of Gastroenterology and Hepatology, Kinki University School of Medicine
2Department of Ultrasound, Zhongshan Hospital Shanghai Medical University
3Department of Abdominal Ultrasound Kinki University School of Medicine
キーワード:
ハーモニックイメージング
,
肝疾患
,
レボビスト
,
肝細胞癌
,
造影エコー
Keyword:
ハーモニックイメージング
,
肝疾患
,
レボビスト
,
肝細胞癌
,
造影エコー
pp.677-685
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900230
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超音波造影剤レボビストが臨床使用可能となり肝疾患における超音波診断がドラスティックに変わりつつある.すなわち,気泡である超音波造影剤の送信,超音波の音圧に対する挙動が解明された結果,コントラストハーモニックイメージングという画期的な手法が臨床的に実用化されるに至ったからである.この手法により,肝腫瘍の血管構築のみならず微細な腫瘍per-fusion血流までが明瞭に超音波画像上で描出されるようになり,鑑別診断能の向上や,治療効果判定,局所治療のためのreal-time needlle insertion guideとして臨床に寄与しつつある.
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