Japanese
English
特集 肝内胆管癌の肉眼分類と画像
肝内胆管癌の肉眼分類と外科治療成績
Macroscopic Classification of Intrahepatic Cholangiocarcinoma and Results of the Surgical Treatment
佐野 力
1
,
神谷 順一
1
,
梛野 正人
1
,
上坂 克彦
1
,
湯浅 典博
1
,
小田 高司
1
,
金井 道夫
1
,
山本 英夫
1
,
早川 直和
1
,
二村 雄次
1
Tsuyoshi SANO
1
,
Junichi KAMIYA
1
,
Masato NAGINO
1
,
Katsuhiko UESAKA
1
,
Norihiro YUASA
1
,
Koji ODA
1
,
Michio KANAI
1
,
Hideo YAMAMOTO
1
,
Naokazu HAYAKAWA
1
,
Yuji NIMURA
1
1名古屋大学大学院器官調節外科
1Division of Surgical Oncology, Department of Surgery, Nagoya University Graduate School of Medicine
キーワード:
肝内胆管癌
,
肉眼型
,
肝切除
,
リンパ節郭清
,
門脈合併切除
Keyword:
肝内胆管癌
,
肉眼型
,
肝切除
,
リンパ節郭清
,
門脈合併切除
pp.597-610
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900330
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肝内胆管癌患者に対する外科治療後長期生存を得るには治癒切除が必要であり,正確な術前進展度診断に基づいた手術術式の立案,実行が必須である.腫瘍の肉眼型により,浸潤様式が異なるため,術前進展度診断を行う際にはこのことを念頭に置く必要がある.
われわれの経験からは肝門部浸潤の有無で,外科治療成績に有意差を認めなかった.また,胆管内発育型では胆管浸潤型,腫瘤形成型に比べ有意に長期生存が得られた.
所属リンパ節に転移を認める症例に対する大動脈周囲リンパ節郭清の適応は,再検討をする必要がある.
血管合併切除再建にあたっては,切離再建術式を術前に詳細に検討しておく必要がある.
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