連載 久米エコー:手術のための立体的進展度診断
3.肝床肝門浸潤型超進行胆嚢癌―どこまで摘(と)るの?
久米 明倫
1
,
二村 雄次
1
1名古屋大学医学部第一外科
pp.393-399
発行日 2001年5月15日
Published Date 2001/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900301
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はじめに
二村(二) 某市民病院から進行胆嚢癌の患者さんが紹介されてきましたが,どうもずいぶん進んでいるようです.拡大肝右葉切除は必須ということで,門脈右枝塞栓術を行い手術の準備を進めてきましたが,各種画像診断を何度検討してもほんとに摘れるのか疑問がぬぐえません.こんな時こそ久米先生の出番です.今回は進行胆嚢癌の切除可能性を超音波(US)でとことん診断してもらいましょう.それでは久米先生,どうぞお願いします.
久米(久) こんにちは,久米です.それじゃまずいつものように患者さんの病歴のおさらいです.
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