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特集 超音波革命―ハーモニックイメージング
序/ハーモニックイメージングにどこまで期待できるか
How Far Can We Expect from Harmonic Imaging?
大石 元
1
Hajime OHISHI
1
1奈良県立医科大学腫瘍放射線科
1Departments of Radiology, Nara Medical University
キーワード:
ハーモニックイメージング
,
ティッシュハーモニックイメージング
,
コントラストハーモニックイメージング
,
静脈投与超音波造影剤
Keyword:
ハーモニックイメージング
,
ティッシュハーモニックイメージング
,
コントラストハーモニックイメージング
,
静脈投与超音波造影剤
pp.641-643
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900225
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はじめに
近年のコンピュータ技術の進歩に呼応した高性能・高分解能超音波診断装置の開発により,Bモードでは従来捉えられなかった,あるいはあまり注目されていなかった微細な変化も画像で捉えられるようになった.細い血管の中を緩やかに流れる血流も良好に描出でき,血管性病変の確定診断や腫瘍性病変の質的診断に威力を発揮している.スキャン終了後瞬時に三次元画像構成が可能となり,得られた情報を立体的に把握でき,診断能の向上だけでなくこれらを客観性をもって第三者に伝えることができるようになった.最近,最も注目されているのが静脈投与超音波造影剤であろう.わが国の現状では昨年市販された超音波造影剤レボビストしか使用できないが,すでにCO2動注超音波検査と同等もしくはこれ以上の情報がBモードで得られつつある.
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