Japanese
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特集 超音波革命―ハーモニックイメージング
肝疾患におけるティッシュハーモニックイメージングの有用性
Tissue Harmonic Imagings in Liver Diseases
伊藤 秀一
1
,
玉井 秀幸
2
Hidekazu ITOH
1
,
Hideyuki TAMAI
2
1和歌山県立医科大学紀北分院内科
2和歌山県立医科大学第二内科
1Department of Internal Medicine, Kihoku Hospital, Wakayama Medical College
2Second Department of Internal Medicine, Wakayama Medical College
キーワード:
ティッシュハーモニックイメージング
,
超音波検査
,
肝臓
,
肝腫瘍
Keyword:
ティッシュハーモニックイメージング
,
超音波検査
,
肝臓
,
肝腫瘍
pp.655-662
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900227
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肝細胞癌,胆管細胞癌,転移性肝癌,肝血管腫,Focal nodular hyperplasia(FNH),肝膿瘍,肝嚢胞につき従来の超音波診断装置(conventional ultrasound:以下CUS)とティッシュハーモニックイメージング(tissueharmonic imaging:以下THI)の画像を比較検討した.肝占拠性病変におけるTHIは,病巣辺縁の輪郭が極めて明瞭であり,コントラストの強い画像が得られ,存在診断,質的診断とも良好な結果が得られた.肝血管腫のように,組織特性による高調波の発生を豊富に認め,CUSと異なる画像を呈とする場合もあった.
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