Japanese
English
総説
中枢神経系の三次元CT
3D-CT of the Central Nervous System
町田 徹
1
Toru Machida
1
1関東逓信病院放射線科
1Department of Radiology, Kantoteishin Hospital
キーワード:
3D-CT
,
central nervous system
,
volume rendering
,
CT angiography
Keyword:
3D-CT
,
central nervous system
,
volume rendering
,
CT angiography
pp.607-612
発行日 1996年7月1日
Published Date 1996/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406900967
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I.はじめに
現在,MRI,CT,超音波,核医学の各種画像が三次元医用画像として応用されている。撮像時間の短縮が進み,各種の検査で実用的な三次元画像が得られるようになってきた。CTでは特に頭蓋骨などの動かないところでは従来の方法でも三次元画像は十分に可能であったが,Helical CTの登場により,その応用範囲は著しく拡大された。ただ,今のところ,X線管球の容量,線量,コンピュータ容量などを考慮して撮影しなければならない。電子ビーム型の超高速CTでも事情は同じで,さらに面センサーが開発されていないため各スライスごとの撮影しかできないという欠点がある。
ここではCTによる三次元画像について,撮影法,再構成法などの基礎的事項から,その臨床応用について実際の症例を提示しつつ解説を加える。
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