学会印象記
「第1回アジア・パシフィック肝胆膵外科学会」に参加して
江川 新一
1
1東北大学大学院 消化器外科
pp.395-397
発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100605
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2007年3月21日(水)~23日(金)にかけて田中雅夫会長(九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科)のもと福岡国際会議場において開催された「第1回アジア太平洋肝臓膵臓胆道学会(以下A-PHPBA)」は,事前登録360名,会議参加者約500名,発表演題数467(特別講演4題,ディベート5題,パネルディスカッション11題,シンポジウム30題,ビデオシンポジウム10題,国際テレカンファレンス10題,招待講演5題,カレントトピック5題,ライブサージェリー1題,ポスター386題)という大変な盛況であった.各国からの発表の概要は表1のごとくである.
オープニングセレモニーで田中雅夫会長の暖かい歓迎のことばに迎えられた参加者は,高田忠敬理事長からA-PHPBAはその前身であるAsian Society of Hepatobiliary-Pancreatic Surgery(2006年に第8回大会がフィリピン・マニラで開催)から発展し,International Hepatobiliary Pancreatic Association(以下IHPBA)のアジア太平洋部門として最初に福岡で開催されることになった経緯について説明を受けた.ついで,第2回A-PHPBAが2009年にタイ・バンコクで開催されることが,Vibul Sachakul次期会長から魅力的なムービーとともに紹介され,A-PHPBAが着実に魅力的な学会として成長しつづけていくことが印象づけられた.
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