連載 久米エコー:手術のための立体的進展度診断
12.Pneumobiliaを伴う肝内結石症のUS―空気と石はどう見分けるの?
久米 明倫
1
,
二村 雄次
1
1名古屋大学医学部第一外科
pp.139-148
発行日 2003年1月15日
Published Date 2003/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100526
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はじめに
二村(二) こんにちは,二村です.先ほど肝内結石の患者さんが入院されましたから,さっそく久米先生に超音波(US)で精査してもらおうと思います.それでは久米先生,お願いします.
久米(久) こんにちは,久米です.それでは最初に患者さんの病歴を紹介しておきましょう.
患者のプロフィール
25歳女性.3歳時,先天性胆道拡張症で手術.中学生の頃から時々腹痛と発熱あり.6年前,肝内結石症と診断される.1年前,胆管炎症状の発現が頻回になったため,PTCS下に肝内結石の切石を行うも,B2とB6に結石遺残となる.その後も胆管炎を繰り返すため本日当院紹介入院となる.
使用機種
装置:GE横河メディカル,LOGIQ 500 ME;
探触子:2~5MHz可変周波数コンベックス型
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