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肝外側区の腫瘍―問題
上田 和彦
1
1金沢大学医学部放射線医学教室
pp.133
発行日 2003年1月15日
Published Date 2003/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100528
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患者 50歳,男性.
主訴 腹部膨満感.
現病歴 B型肝硬変,糖尿病にて他院に通院していたが,主訴が改善しないため,当院を受診した.その際,施行した超音波で今回問題として提示したSOLを含め,大小種々のSOLを複数認めた.いずれも周囲肝(腹水を伴う完成した硬変肝)に比し,低エコーを呈していた.主訴の改善およびこれらSOLの精査目的に入院となった.
入院時検査所見 白血球3,500,血小板45,000,総ビリルビン1.1mg/dl,直接ビリルビン0.6mg/dl,総蛋白6.7g/dl,アルブミン2.7g/dl,血糖491mg/dl,AFP 1,261ng/ml,CA19-9 62.3U/ml,CEA 8.0ng/ml
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