Japanese
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特集 外科が求める肝・胆道癌の術前画像
胆囊癌の術前進展度診断と術式決定―外科の要求
Surgical Treatment for the Gallbladder Cancer According to the Modes of Spreading
杉岡 篤
1
,
堀口 明彦
2
,
藤田 順子
1
,
守瀬 善一
1
,
石原 慎
2
,
蓮見 昭武
1
,
宮川 秀一
2
Atsushi SUGIOKA
1
,
Akihiko HORIGUCHI
2
,
Junko FUJITA
1
,
Zenichi MORISE
1
,
Shin ISHIHARA
2
,
Akitake HASUMI
1
,
Syuichi MIYAKAWA
2
1藤田保健衛生大学消化器外科
2藤田保健衛生大学消化器外科
1Department of Surgery,Fujita Health University of Medicine
2Department of Surgery,Fujita Health University of Medicine
キーワード:
進行胆囊癌
,
外科治療
,
画像診断
,
肝切除
,
肝膵同時切除
Keyword:
進行胆囊癌
,
外科治療
,
画像診断
,
肝切除
,
肝膵同時切除
pp.375-382
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100465
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要旨 胆囊癌の唯一の根治的治療は外科的切除であるが,深達度ss以深のいわゆる進行胆囊癌では,超拡大切除を要する症例が多いにもかかわらず切除後の予後は不良である.進行胆囊癌の外科治療においては,正確な質的診断と進展度診断により手術適応を決定するとともに過不足のない術式を選択し,手術の根治性と安全性を両立させることが肝要である.現時点で胆囊癌診療において外科が直面している問題点は,以下の3点に集約される.すなわち,①胆囊良性疾患と胆囊癌との鑑別,②行胆囊癌の正確な進展度診断,③胆囊癌の生物学的悪性度の把握,である.
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